不妊症
不妊症
不妊症とは健康な男女のパートナー同士が妊娠を希望し、1年以上性行為を行っているにも関わらず妊娠の兆候が見られない状態を言います。当院では不妊症のご相談、検査、一般的治療(体外受精以外)を行っています。
1998年初の体外受精成功者ノーベル医学賞受賞者R.G.エドワード博士のもとで研修し、わが国の診療所レベルで最初の妊娠成功を発表、以降当院において20年近く体外受精を施行してきましたが現在は行っておりません。それらの経験をもとに難治の不妊症のご相談に応じております。
不妊症の原因は、女性側(女性避妊)と男性側(男性避妊)でおよそ半々に在りますので、初診時にはご夫婦で診察を受けられることをお勧めします。また男女双方にそれぞれ原因がある場合や、双方に原因は無くとも、精子に対する抗体(抗精子抗体)が女性側に出来ている場合があり不妊の原因となります。
先ず次の三つの検査を行います。
① 自然排卵があるかどうか
② 子宮卵管造影撮影 通気テスト
③ 精液検査 (SGA-V検査器ではご本人にもご自分の精子の運動状況を見て頂けます。)
最近は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といって肥満や原因不明による排卵障害が少なからず居られます。 血液検査、経腟超音波検査で診断し、排卵誘発を行えばほとんど子宝に恵まれます。 晩婚女性の不妊治療:女性の生殖に適した年齢は平均16~37才といわれ、それを超えると年々妊孕性(妊娠しやすさ)は低下します。そのため排卵の元になる原子卵胞の量(卵巣の予備能 AMHアンチミューラリアンホルモン)の血液検査を行い患者さまの卵巣に残されている貴重な卵子と生殖のための時間を無駄にしないよう速やかに検査を行い最適な治療法を選択いたします。
不妊症検査
- 女性
-
- 子宮鏡検査
- 経腟超音波検査
- 子宮卵管造影検査
- 血液検査
- 卵管通気検査
- フーナーテスト
- 抗精子抗体価
- 甲状腺子能検査
- 空腹時インシュリン・血糖値 など
- 男性
-
- 精液検査
一般不妊治療
タイミング法、排卵誘発法、人工授精、体外受精専門医(ART)への紹介など最適と思われる不妊治療を行います。
ブライダルチェック
ご結婚を控え妊娠・出産をご計画の女性に行う検診がブライダルチェックです。またセックスに関する不安などの様々なご婦人特有のお悩みをご遠慮なくご相談下さい。
このほか、初期では気づきにくい婦人科系疾患を早期に見つけることができるので、ブライダルチェックは女性のための人間ドックともいえます。気軽に受けていただくことをお勧めします。
- 主な検査内容
-
- 問診
- 内診
- 血圧測定
- ホルモン検査
- 尿検査
- 子宮頸がん検査
- 子宮・卵巣エコー
- おりもの検査
- 慢性肝炎ウイルス検査
- 風疹抗体検査
- クラミジア抗体検査
- 甲状腺機能検査
- 性感染症検査 など
- 問診
男女産み分け法
生まれてくる赤ちゃんの性別を希望通りにしたいと考えている場合は、一度当クリニックへご相談ください。男女の産み分けは、統計的には成功率は約80%です。
【女児の産み分け方法】は2つあります。ひとつは9層セパレーション法で、精子の比重の違いを利用してXX精子、とXY精子を分離してXX精子のみを集めて人工授精するものですが残念ながらこの方法は現在当院ではいたしておりません。
もうひとつは、排卵日2日前に酸性セリーを膣に注入して性交する方法です。こちらを希望する場合は、2~3ヵ月前から排卵日を確実に予測できるよう超音波検査や尿検査を行います。
【男児の産み分け方法】は、1~2か月前からリン酸カルシウムを妻が服用して膣内をアルカリ状態に保持いたします。そして排卵日当日にアルカリ性ゼリー)を膣内に注入して性交します。
詳細につきましては、初回の受診時に丁寧にご説明いたします。なお、これらの産み分けを行ったとしてもご希望の性別でない赤ちゃんを妊娠することがありますが、当院ではそのことを理由に中絶を申し出されてもお断りさせていただいておりますのでご了承ください。